smallpalace's blog

鯖缶主婦の日々の記録です

共感に関することと読書の感想

こんにちは。smallpalaceです。

2015冬の終わりに読んだ本の感想と共感に関する知っていることとか書きます。

特に目的のないただの日記です。

 

聲の形(7)<完> (講談社コミックス)

以前見かけて気になってたのと2015この漫画がすごい大賞の男性部門とかで一気読みしてみました。いじめを扱った問題作みたいな風にしてはキレイにまとまってた。個人的には向き合わずに逃げた方が良い場合も多くてそれが主体的であればなんでもいい気がするので、言いたい事の趣旨に完全に賛同できないと思いました。いじめっ子なんて虫を潰すほどの意識もないのが大半なのではなかろうか。単にラブコメとしてまあまあ面白かった。ヒロイン側の好意のきっかけの心理描写が無いのは男性向けに好きに想像させる余地を残してるだけなんじゃねと思いました。キャラクターがクセがあるのが多いので唯一好きだと思ったのはばあちゃんでした。出てくる先生嫌ってる人多いみたいだったけど、実際にはもっと酷い自ら扇動しちゃうようなのも居たなーと暗黒時代を思いおこしたのでした。続けて読めるくらいには普通におもしろかったです。ゼヒって勧めるほどではないかなあ。向き合いさえすれば後からでも何かが解決するなんて幻想的できれいすぎるかなあと、つい思ってしまう。

いじめにあったときの具体的な選択肢についていいこと書いてあるの見かけました->山あれば谷あり、無国籍子育て記: アメリカの小学校で教えるいじめ対処方法

 

嫌われる勇気

これはアドラー心理学を哲学者と悩める青年の問答形式で表現したもので超絶おもしろかったです。ゼヒにとオススメしたいですね。全ての悩みは人間関係に起因していると。あなたをどう思うかはその人の問題であるのであなたの問題ではないという問題の分離から自意識を変えていくというようなところから始まります。人は変わらない決意をしていて自分に都合の良い世界観を選んでるそうで、自分がどう受け止めるかで世界は変わるんですって。あと一切の原因論を否定して今この時に向き合うことを重要視するとか縦の関係も否定していて横の関係を重視し褒めるのは縦の関係だから感謝するのが良いとか色々おもしろいです。哲学者の言葉にいちいち衝撃的な反応する青年がカワイイなと思いましたw また読み返したくなります。

アドラー心理学は教育者の間で有名らしくて子育てに向いてるもんらしいのでもうちょっと深掘りできたらいいなと思っているところです。

 

自分を傷つけずにはいられない 自傷から回復するためのヒント

 Twitterで見かけて気になって。昔同級生でそうした人や自らを終わらせた人がいて、特に近い間柄ではなくて何かができたわけでもなかったけど、どう接するのが正解だったのかを知りたいと思って読みました。つらい記憶を封じるために複数の人格が出現するはなしも出てきて読んでいてソフィーの世界を思い出しました。

ソフィーの世界―哲学者からの不思議な手紙

 自分を傷つけたりするのは深刻なトラウマを根本原因としてささいなトラブルで生じる負の感情や錯乱状態から正気に戻るためであってウッカリ他界しないため、というような解説から始まって繰り返すうちにウッカリミスって本当にさようならとかそうしたくなるらしいとかで衝動を抑えるための置換方法や観察方法や協力の得方など、アドバイスが満載でした。呼吸法とか単に怒りっぽいだけの人にも役立ちそうな気がしました。最後のほうにかかわる人へのアドバイスが書かれていて一切否定せずに打ち明けたことを感謝するようにかかれておりました。それと自分が倒れないように複数のサポートできる人で連携して無理せず助けよと。共依存みたいなことになると大変そうですもんね。普通に生きてるだけでは得難い知見が書かれていました。

  

星の王子さま

 箱根辺りにある美術館を読んだことないのでスルーしたことがあって読みたいと思ってました。大事なものは目に見えないとか、ぼくを飼いならしてよというキツネが衝撃的にカワイイです。ツンデレか。ツンデレ好きの人は禿げ萌えることでしょう。

 

共感に関する本もご紹介を。 

子どもが聴いてくれる話し方と子どもが話してくれる聴き方 大全

子どもを頭ごなしにコントロールせず自主性を尊重して育てるための参考書ですね。事細かにケースと対応策が2コマ漫画で示されてるので超絶分かり易くてオススメです。毒になる親とかも反面教師的に読んだんですがそれより具体例が大事だと思いました。毒になる親 一生苦しむ子供 (講談社+α文庫)

 

 

 あとこれ。男性はとりとめないはなしを聞かされることで免疫力低下、女性は1日6000語喋らないと眠れず共感されないとストレスというような。

育児砂漠…! (11) 「女っておしゃべり」の真相 | ライフ | マイナビニュース

 まー上の回復するためのヒントの本にも男性しか友達がいないと回復が遅いから女友達を作れとアドバイスが載っていました。男は共感力が低いとかそもそも共感されない前提が無難みたいな記事を最近見かけてまして、逆だったり個人差もあるかもですがそういう生態の傾向の違いを思いやりあえると良いんですかね。

まあ人同士は違うの当たり前と思って共感できたらラッキーくらいの感じで生きてくことに概ね同意な感じです。

子育てにも共感は重要なんだよねえ。受け止めてくれる人がいる安心感で根っこにあたる自己肯定感を形成しないとみたいなんがよく書いてありますしいわれなくてもそれは大事なんだと直感的にわかっとるわって。

では長々読んでいただいてありがとうございました。寒暖の差が激しい季節ですのでご自愛ください。